HubSpotもMCPに参戦!?MCPサーバを使ってコンタクトを登録してみた【体験レポ】

目次
はじめに 🌿
最近話題の「MCPサーバ」に、HubSpotも対応しはじめたって知ってる?
AIとアプリの橋渡しをしてくれるこの仕組み、実際に触ってみたらおもしろかったのでレポするよ〜!
この記事でわかること ✏️
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MCPとは何か、その仕組み 💡
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HubSpotのMCPサーバでできること 💻
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CSVファイルを使ってコンタクトを登録してみた体験レポ ✨
MCPとは?🧩
MCP(Model Context Protocol)は、AIがアプリや外部サービスとやりとりするときに使う標準プロトコル。
よく「AI用のUSB-C」ってたとえられてるよ!
たとえば、AIが「この会社の情報を見せて」と言ったときに、裏でMCPが仲介して、正しいデータを正しい形式でやり取りできるようにしてくれる。
USB-Cがデバイス間のやりとりを共通化したように、MCPはAIとアプリの“つなぎ”を共通化して、開発者もユーザーもハッピーにしてくれる、というわけ。
Think of MCP like a USB-C port for AI applications.
MCP provides a standardized way to connect AI models to different data sources and tools.
→ 公式サイト
HubSpot MCPサーバって?🐙
HubSpotが提供するMCPサーバは、MCPの仕組みをHubSpotとつなげる専用ゲートウェイみたいなもの。
ClaudeなどのAIアプリと連携して、HubSpot CRMのデータを自然言語で読み書きできるようになるのがポイント。
このサーバは、HubSpotのCRMと安全に接続し、AIが以下のようなタスクを実行できるようにするみたい(以下サイトより引用):
☑️ CRMレコードの作成・更新
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"Create a new contact “John.Johnson@email.com” for Acme Inc."
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"Update the address for John Smith in my HubSpot account"
☑️ CRM内の関連情報の取得
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"List all associated contacts and their roles for Acme Inc"
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"Get the company record for Google and place it in a JSON file"
☑️ 分析やフィードバック
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"Summarize all deals in the “Decision maker bought in” stage with value > $1000"
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"Check if a custom property 'Serial number' has consistent values"
☑️ エンゲージメントの追加
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"Add a task to send a thank-you note"
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"Add a note for Acme Inc."
HubSpot内に搭載されている Breeze Copilotとの違いは?というと、Breeze CopilotはHubSpot社内のAIエージェントで、より深い業務理解や文脈の活用が得意。対してMCP経由では、外部AIエージェントがHubSpot CRMにアクセスできるようになるのが特徴とのこと。
MCP allows agents not running on HubSpot to perform some of the capabilities that Copilot has.
→ HubSpot MCPサーバ公式ページ
実際にやってみたこと 🧪
✅ やりたいこと
CSVファイルにある100件のサンプルコンタクトを、MCP経由でHubSpotに登録!
Step 1:CSVを用意 🗂️
個人情報テストデータ生成ツールを使って、
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姓名
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メールアドレス
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電話番号
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会社名
などを含むCSVファイルを作成。
ヒント:
HubSpotが読めるように 姓 と 名 は分けておこう
Step 2:環境準備 🛠️
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HubSpotで「非公開アプリ」を作成し、アクセストークンを取得
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MCPサーバを立ち上げるために、
@hubspot/mcp-server
を使う- パッケージ内にある「Cursor」の手順を見てセットアップ
{"mcpServers":{"hubspot":{"command":"npx","args":["-y","@hubspot/mcp-server"],"env":{"PRIVATE_APP_ACCESS_TOKEN":"<your-private-app-access-token>"}}}}
Step 3:Cursorで操作してみる ✨
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CSVを開いて、Cmd + L でAIパネルを表示
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「このCSVでコンタクトを作成して」と指示
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Pythonスクリプトが自動生成されたので実行してみる
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スクリプトを動かすと、HubSpotに登録完了!
登録された内容を確認してみた 👀
HubSpotのコンタクト一覧画面を見てみると…
CSVファイルに合った名簿がコンタクトとして登録されていました!!✨
ちなみに、MCPサーバ経由で作成されたコンタクトは以下のソースになっていました(非公開アプリ経由で作られたという扱いになってますね)
プロパティ名 | 値 |
---|---|
レコードソース | 連携 |
レコードソースの詳細1 | <非公開アプリの名前> |
オリジナルトラフィックソース | オフライン |
ドリルダウン1 | INTEGRATION |
ドリルダウン2 | <非公開アプリの名前> |
感想 ✨
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MCPのおかげで、AIがCRMを操作する未来が見えてきたかも!?
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実用にはまだ工夫が要りそうだけど、ポテンシャルはすごい!
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Cursor×MCPの相性も抜群◎(Proはちょっとお高いけど…💸)
まとめ 🌈
HubSpotのMCPサーバを使えば、親しみのあるAIコードエディター上でCRM操作が可能に!
実用まではもう一歩かもだけど、未来がちょっと楽しみになる体験でした!🐙
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